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マナーや点検時留意点など学ぶ 宮崎県消防設備協会

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▲写真はセミナーの模様                      ▲講師の村﨑指導部長

 一般財団法人宮崎県消防設備協会は20日、宮崎市内で「エンジニアスキルアップセミナー」を開催した。セミナーには会員企業の技術者ら約70人が参加し、消防設備点検実施者に求められるビジネスマナーや情報保護の重要性について学んだほか、点検作業時に留意するポイントなどを解説した。

 セミナーの講師は協会の村﨑満指導部長。実際に現場に出向く点検実施者は「企業の顔」であり、その言動が信頼の獲得もしくは失墜に繋がることを強調した上で、にこやかな表情で顧客に接すること、気持ちよく挨拶をすること、身だしなみを整えること、丁寧な言葉遣いに努めることの重要性を説いた。

 また、近年の企業に於ける個人情報の流出を例に、点検実施対象物の各種図面、新商品・推進プロジェクト・イベント等の顧客情報、点検契約内容などは絶対に外部に漏えいしてはならないと説明。漏えいを防ぐために「守秘義務があることを点検実施者一人ひとりが認識する必要がある」と訴えた。

 点検実務編では、作業前・作業中・作業後の各工程に於いて留意すべきポイントを分かり易く解説。点検を行う際のポイントとして、最新の消防法令動向に関する情報を顧客に提供することや経年劣化対策を提案すること、設備使用時のサポートなどを行うことが、顧客の満足度アップに繋がるなどと話した。

 講演後には、セミナーの内容を思い出すきっかけとなるよう、参加者全員に修了証と記念ピンバッチが配布された。村﨑部長は「セミナーの内容を何か一つでも持ち帰り、業務の中で実践して欲しい」と呼び掛けた。