建設業振興基金は、厚生労働省の「建設労働者緊急育成支援事業」を2017年度も受託し、全国24拠点で訓練生を募集している。17年度は中国ブロック、北陸ブロックに新たに地方拠点を設け、全国に拠点を配置。116コース、定員1433人(5月18日時点)で訓練生を募る。
建設労働者緊急育成支援事業では、離転職者、新卒者、未就職卒業者らを対象に、躯体系職種(とび、鉄筋、型枠、杭工事)、設備、内装仕上げなどで資格取得のための職業訓練を実施。訓練後、建設企業への就職もあっせんする。訓練、資格取得、宿泊などの費用は無料。
15・16年度に続き、17年度も振興基金が事業を受託。1000人以上を目標に各拠点で訓練生を募る。17年度は石川県造園業協同組合と広島建設アカデミーを地方拠点に追加。女性限定の重機オペレーターコースも兵庫県三田市と千葉県柏市の2カ所に開設する。