川南町は、行政及び社会福祉協議会等の福祉関係部門を集約した「総合福祉センター」の整備を計画する。ことし3月に庁内関係課で組織する整備委員会を立ち上げたほか、今月には整備計画策定業務を外部業者に委託した。今年度内に整備計画をまとめ、来年度以降、施設の設計や工事等を年次的に進める考えでいる。
町が新たに整備を計画する総合福祉センターは、行政機能としての福祉関係部署と、社会福祉協議会及び地域包括センターなど関係機関の福祉部門を1箇所に集約し、利便性及び機能性の向上を図ることが目的。
施設の整備に向けて、ことし3月には副町長、福祉課長、総務課長、町民健康課長、建設課長らで構成する福祉センター整備委員会を庁内に立ち上げた。委員会の所掌事務は、▽福祉センターの整備計画策定に関すること▽福祉センターの開設準備に関すること―とし、その他の関連する事項についても協議する。
一方で、去る5月12日には「川南町総合福祉センター整備計画策定業務委託」の入札を西日本技術開発、石本建築事務所、佐藤総合計画、大建設計、山下設計の指名5者で執行。その結果、西日本技術開発が870万円で落札した。委託期間は12月31日まで。予定価格は900万円だった。
今年度は、前述の業務の進捗を図ると同時に、福祉センター整備委員会に於いて施設の建設場所や導入機能、施設規模、スケジュール等について協議・検討を行う予定でいる。計画が順調に進んだ場合、今年度内に整備計画をまとめる考え。来年度以降、施設整備に係る実施設計や本体工事を年次的に進める考えでいる。