林野庁は本格的な梅雨期を前に、2017年度山地災害防止キャンペーンを5月20日から6月30日まで実施する。期間中、山地防災に関する情報収集と防災啓発活動を強化する。山地災害危険地区の住民らに対する防災講習会・研修会を開催するとともに、防災マップの配布や現地で危険地区の表示などを行い、山地災害の防止につなげる。
近年、豪雨や台風による山地の崩壊・土石流・地すべりが多発し、人命・財産に大きな被害が発生している。16年度の全国の被害状況は、国有林403カ所(199億4500万円)と民有林1862カ所(756億3900万円)の合計2265カ所(955億8400万円)にも及んでいる。