国土交通省は、測量の意義とその重要性について、国民に分かりやすく伝え、理解を深めてもらうとともに、地理空間情報のさらなる利活用の促進を図ることを目的に、「測量の日」の関連行事を6月3日から全国各地で実施する。
6月4日には、国土地理院が地図と測量の科学館(茨城県つくば市)で、特別企画「~遊んで学んで地図と測量の世界2017~」を開催。国土地理院が提供しているさまざまな地理空間情報を分かりやすく紹介するとともに、子どもから大人まで楽しみながら地図と測量の世界を体験してもらう。職員による南極と西之島での測量に関する講演会も行う他、長久保赤水生誕300年を記念するミニ展示も行う。
また、この日は、国土地理院(つくば市)で測量と地図の普及・啓発に顕著な功績のあった人への感謝状贈呈も行うことにしている。
6月7日は日経ホール(千代田区)で「第46回国土地理院報告会」を午前10時から開き、柴崎亮介東京大学空間情報科学研究センター教授が「地理空間情報活用推進基本法制定10年―これまでの総括と未来展望―」と題した特別講演を行う。