宮崎県と宮崎労働局は、平成２７年３月に締結した「宮崎県と宮崎労働局との雇用対策協定」に基づき、平成２９年度に連携・協力して実施する具体的な取組等を実施計画としてとりまとめた。２９年度の実施計画では、女性の活躍促進や雇用管理改善・正社員実現・働き方改革推進に係る取り組みを新たに追加した。
実施計画に於ける施策の柱は、①人づくりの一体的推進②若者の活躍促進③女性の活躍促進④ＵＩＪターン就職の促進⑤雇用管理改善・正社員実現・働き方改革推進⑥高年齢者の活躍促進⑦障がい者等の就労支援⑧生活困窮者等の就労支援―の８項目。
新たに追加した女性の活躍促進に関しては、女性の就労意欲を喚起するため、子ども連れでも参加できる就労応援イベントを開催し、就労へのきっかけ作りや就労関連情報の提供等を行う「女性の就労アシスト事業」の取り組みや、女性活躍促進法に基づく「女性活躍推進企業(えるぼし)」認定制度等を推進する。
同じく、雇用管理改善・正社員実現・働き方改革推進では、宮崎労働局が提案し、宮崎県及び労使団体等１０機関が賛同した宮崎「働き方改革」共同宣言の実現に資する取り組みや、同一労働・同一賃金の実現に向けて、宮崎県非正規雇用労働者待遇改善支援センターを活用した非正規雇用労働者の待遇改善の推進等を図る。
このほか、人づくりの一体的推進では、成長分野及び人手不足分野に於ける人材育成や公的職業訓練の一体的計画策定と連携した実施などに取り組むと共に、若者の活躍促進では、みやざきＪＯＢパーク＋における若者の就職支援・職場定着支援、県内の全高校における職業講話等の実施などに引き続き取り組むこととした。