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東京都の工事で採用 ジャイロプレス工法 技研

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 技研製作所(高知市)と新日鐵住金(東京都千代田区)が共同開発した「ジャイロプレス工法」が、東京都建設局発注の「道路改修工事(西―草花の5)」(施工者は鉄建建設・成友興業JV)=写真=で採用された。住宅地の狭い作業ヤードにおいて仮設桟橋などの設置が不要で、隣接する道路交通を阻害せずに大口径鋼管杭を施工できること、工期の短縮などが評価された。

 同工法は、施工が完了した杭を反力にして杭の頭部を自走し、先端リングビット付き鋼管杭を回転切削圧入するもの。同工事では2000ミリ鋼管杭を施工しており、最大2500ミリまで適用できるという。

 技研製作所の担当者は「ジャイロプレス工法の実績は年々増加している。今後は重要な社会インフラである橋梁の基礎や港湾の護岸として、支持性能に優れる大口径鋼管杭の普及・拡大を図りたい」と意気込みを語る。