建設コンサルタンツ協会(建コン協)と全国建設研修センターは、平成２９年度「道路橋メンテナンス技術講習」を５月３０日～６月２日まで４日間にわたって行う。座学(専門講義)は東京をメイン会場として全国９ブロックを結ぶサテライト方式で実施。現場実習は、各ブロックごとに選定した橋梁などで実施する。受講申込を５月１７日まで受け付ける。
道路橋メンテナンス技術講習は、民間企業の技術者を対象に、国土交通省が定めた法定点検に必要な道路橋などの道路構造物メンテナンス技術の習得を図るのが目的。座学と現場実習の後には達成度確認試験を行い、一定の水準に達したと認められる者には合格証を付与する。
また、合格者には橋梁調査会が実施する道路橋点検士補の学科試験受験資格を与え、合格者には「橋梁点検士補」の資格を付与する。一定の点検業務経験年数を満たした者には「橋梁点検士」の資格付与申請を認める。
定員は各ブロックともに５０人。座学の講師は国土総合政策研究所(国総研)と国交省地方整備局の職員が、現場実習の講師は、地方整備局(北海道開発局)の職員と建コン協派遣の講師(室内講習)がそれぞれ担当する。九州・沖縄ブロックの座学会場は、福岡市博多区のＴＫＰカンファレンスシティ。
受講料は座学が６万円(税込)、現場実習が２万円(同)の合計８万円(同)。座学についての問い合わせ先は全国建設研修センター・電話０４２－３００－１７４３。現場実習については建設コンサルタンツ協会・電話０３－３２３９－７９９２。