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延岡市が「かわまち交流館」建設 5月2日に実施設計入札

 大分県佐伯市と共に、食と連携をキーワードに掲げた新たな経済・文化圏を創出する「東九州バスク化構想」の一環として、延岡市は「かわまち交流館(仮称)」の建設事業に着手する。5月2日に指名競争で施設建設に係る実施設計業務委託の入札を執行する。税抜の予定価格は1089万3445円。

 国の地方創生拠点整備交付金を活用し、現在の鮎やな食事棟の所在地(大貫町3丁目718番地)に、新たな食の拠点施設を整備するもの。市の観光資源である「鮎やな」と一体となった鮎食を提供する観光スポットとして活用するほか、通年利用可能な市の食を中心とした交流拠点施設に位置付ける。

 新設する施設の規模は木造2階建延べ587m2(1階部分=430m2、2階部分=157m2)。業務の中では、施設整備に必要となる実施設計のほか、積算業務、各種届出業務、透視図作成業務、簡易地質調査業務(スウェーデン式サウンディング試験)などを行う。委託期間は29年8月31日まで。

 市は当該事業を29年度中に完了させる方針であり、平成28年度3月補正予算に施設整備工事費として1億4256万円を計上している。現時点に於ける工事費の内訳は、建築主体工事が1億0740万円、電気設備工事が1256万円、機械設備工事が2038万円、屋外附帯工事が221万円を見込む。