建設ネット企画画像 四角 四角

第3四半期に本体工事発注へ えびの市観光交流センター

 えびの市が計画する京町地区の都市再生整備事業に関して、中核事業に位置付ける観光交流センターの建設工事を今年度に発注する。平成29年度当初予算に事業費約1億2千万円を盛り込み、第3四半期に建築主体及び各種設備工事の入札を行う見通し。

 県道京町小林線の線形見直しに合わせて、重要な観光地である京町地区の再整備を行うもの。「憩い・安らぎ・賑わい空間のまちづくり」を整備コンセプトに掲げ、安心・安全で歩いて楽しい歩行空間の形成、新たな観光交流拠点の整備などを図る。

 JR京町温泉駅周辺には、駅舎としての機能を兼ね備え、京町地区の観光情報などを広く発信し、地域住民と観光客が交流できる観光交流センターを整備する。施設の規模はS造平家建延べ286m2程度。設計は玉野総合コンサルタントが担当した。

 センターには来訪者が京町温泉の魅力に触れることができるギャラリースペースや地場産品の紹介・情報発信コーナー等も設ける。このほか、駅周辺に於いては多目的広場(約1000m2)や駅前ポケットパークの整備も計画する。

 えびの市の発注見通しによると、第3四半期に観光交流センター整備に係る建築主体工事、電気設備工事、給排水工事の入札を行う予定でいる。いずれも指名競争入札で、工期は約6カ月。このほか、切土整地等を含む造成工事も第3四半期に入札を行う。