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熱中症予防キャンペーン 5月1日~9月30日まで実施

 厚生労働省は熱中症による死亡災害ゼロを目指し、2017年5月1日~9月30日まで「熱中症予防キャンペーン」を実施する。建設業労働災害防止協会(建災防)など関係団体とも連携し、事業場における責任体制の確立を含めた熱中症予防対策の徹底を図る。

 政府全体の熱中症予防強化月間としている7月については重点取り組み期間と位置付け、WBGT(湿球黒球温度)値などを活用した適切な作業管理や、作業者同士の健康チェックなどを呼び掛ける。

 毎年、建設現場では夏期を中心に熱中症が多発している。建設業の15年度の熱中症による死亡者数は11人で、死傷者数も113人に達している。警備業でも7人が死亡、40人が死傷している。

 こうした状況を重くみた厚労省は17年3月、「STOP!熱中症クールワークキャンペーンの実施について」と題する通達(基安発0310第4号)を発出。5月からのキャンペーン実施を告知し、身体を冷却する服の着用の検討を求めるなど、キャンペーン期間中の作業管理や健康管理による労働災害防止の徹底を求めていた。