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新会長に越山明典氏を選出 JIA九州支部宮崎地域会

平成29年度通常総会を開催

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▲写真は総会の模様と挨拶する作田会長、越山新会長

 公益社団法人日本建築家協会九州支部宮崎地域会(作田耕一朗会長)は14日、宮崎市内で平成29年度の通常総会を開催した。会合では、平成28年度の事業経過及び収支決算、平成29年度の事業計画案及び収支予算案のほか、新会長に越山明典氏を据える平成29年度の人事案などを満場一致で承認・可決した。

 議案審議に先立ち挨拶に立った作田会長は、会長職を務めた5年間の任期を振り返ると共に、熊本地震で被災した嘉島町や大津町、御船町に於いて、JIAとして調査及び診断等に取り組んだ結果、嘉島町長から九州支部に対して御礼の言葉をもらったことを報告し、会員一同の協力に感謝の意を示した。

 河野秀親氏を議長に選出して行われた議案審議では、平成28年度事業報告及び決算報告、平成29年度役員案、平成29年度事業計画案及び予算案について審議を行い、いずれも満場一致で承認・可決された。新会長に選出された越山明典氏は「頼もしい諸先輩の御協力をいただきながら頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 平成28年度の事業に関しては、宮崎県建築士会及び宮崎県建築士事務所協会と共に、宮崎市と「避難所における応急危険度判定に関する協定」を締結したことを報告。地震直後に避難所の応急危険度判定を行い、安全な避難所を市民に提供できる体制を整えることが目的であることを説明し、会員各位に理解と協力を求めた。

 一方、平成29年度の事業計画では、定期開催する例会や共同事業の実施等を通じて他団体との交流を深めること、会員増強及び会の活性化に資する事業を展開することを確認。このほか、若手建築家の育成等を目的に、九州管内で持ち回りで開催している「九州建築塾」を宮崎県で開催することを確認した。