水防活動や災害時の緊急復旧の拠点となる「河川防災ステーション」の整備に市町村と一体で取り組む国土交通省は、宮崎県内で初となる「五ヶ瀬川天下地区河川防災ステーション」の整備計画を承認した。国と延岡市が連携して整備することを確認するための調印式を4月18日に延岡市役所で開く。
河川防災ステーションは、水防活動を行う上で必要な土砂等の緊急用資材を事前に備蓄しておくほか、資材の搬出入やヘリコプターの離着陸などに必要な作業面積を確保するもの。洪水時には市町村が行う水防活動を支援し、災害発生時には緊急復旧等を迅速に行うための拠点施設となる。
天下地区の河川防災ステーションでは、水防活動や緊急復旧を行う上で必要な土砂やコンクリートブロック等の資材を備蓄すると共に、資機材の搬出入やヘリコプターの離着陸などに必要なスペースの確保、水防倉庫など水防団の待機場所の整備を行う。平常時には地域の自主防災会の訓練や防災学習の場として活用する予定でいる。