▲研修の模様
建設業振興基金は４月１２日、五洋建設の新入社員向けに４級建設業経理事務士特別研修を開いた。１級建設業経理士の資格を持つ振興基金の岩佐保博氏が講師を務め、４月に入社した事務職・一般職１６人に複式簿記の仕組みなどを解説した。
特別研修は１２～１３日の２日間にわたるもので、２日目の検定試験に合格すると４級建設業経理事務士の資格を取得できる。
五洋建設が特別研修を開くのは、２０１６年度に続き２回目。７月の３カ月研修の際には、３級建設業経理事務士の特別研修も開く予定で「最終的には１級建設業経理士を目指してほしい」（人事部・大塚健担当部長）としている。１級の合格者には受験料の補助も行っているという。
現在、新入社員向けに特別研修を行っているのは、五洋建設、戸田建設、フジタの３社。17年度は前田建設工業も実施予定だ。振興基金では、建設業団体などが主催し、一定数以上の受講者がいれば、地域の建設企業向けに特別研修を開くこともできる。