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市民向けサイト「土木i」を14日公開 土木学会

 土木学会(田代民治会長)は、「土木界」に関する情報を学会や事業主団体などの枠を超えて一元化した一般市民向けウェブサイト「土木i」(どぼくアイ)を4月14日から公開する。見学できる建設現場情報なども提供。一般市民が、土木の見たいところを見たいときに見て、知りたいことを、知りたいときに知ることのできるウェブサイトに“成長”できるよう、引き続き産官学からの情報提供を呼び掛けていく。

 新たに開設したウェブサイトには、近く開催する土木関係の行事をスライドショーで表示したり、予定されている行事を色分けして見れるようにした行事カレンダーを掲載。情報提供している学会や団体などのサイトともリンクを張り、詳細情報を取り出しやすいようにする。

 行事は▽未就学児▽小中学生▽高校▽高専▽大学生▽親子―などを対象に掲載。▽見学会▽講演会▽シンポジウム▽実験教室▽展示会―などの属性で区分した上で、都道府県別に情報を提供。情報提供に協力している関連団体のFacebookページもサムネイル付で表示する。

 「見学現場情報」も検索できるようにする。学校関係者にアカウントを登録してもらい、学生たちに現場を見学させたい「教育現場」とゼネコンなどの建設企業とをマッチングさせ、これからの土木業界を担う若い力の獲得につなげる。

 当面は、国土交通省から提供された約200件の行事情報をベースにして、土木学会が16年3月に発足させた「土木広報戦略会議」のメンバー約30組織・団体から提供された行事情報をこれに加えて公開。今後は動画を含む行事報告も掲載し、格納されている行事データを段階的にオープンデータ化する。