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早期措置段階に小原橋など2橋 椎葉村橋梁点検結果

 椎葉村は平成29年3月時点に於ける村内橋梁の点検結果を公表した。構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態である早期措置段階の橋梁は2橋あり、29年度以降に補修設計及び工事に取り組む予定でいる。

 道路法施行規則では、国や自治体等が管理する橋梁(支間2m以上、高架道路)と全てのトンネルに関して、近接目視を基本とする5年に1度の定期点検を義務付け、健全度を4段階で診断し、必要に応じた修繕を行うことを求めている。

 平成26年度の法改正に基づき、椎葉村は村が管理する橋梁の定期点検を実施。これまでに実施した47橋の中に「緊急に措置を講ずべき状態」にある橋梁は確認されなかったが、「早期に措置を講ずべき状態」にある橋梁が2橋あることが分かった。

 早期措置段階にある橋梁は、尾前下線小原橋(昭和52年架設、橋長28.8m、幅員4.2m、単純鋼非合成H桁橋)、栂尾白石線白石橋(昭和38年架設、橋長12.8m、幅員4m、単純RCT桁橋)の2橋。

 村では29年度以降に両橋の補修設計や工事に着手する見通しでいるが、詳細な時期は現時点で未定としている。

《椎葉村の橋梁点検結果》