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国富が丘団地で防災訓練 日塗装宮崎支部と宮崎市塗装協

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《写真は参加したメンバー、防災訓練の模様》

 一般社団法人日本塗装工業会宮崎県支部(園田龍男支部長)と宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長)は23日、宮崎市営国富が丘団地で平成28年度の「防災訓練」を実施した。訓練には、両団体の会員企業から総勢30人余の技術者が参加し、災害発生時に於ける各自の役割や作業内容を入念に確認した。

 宮崎市塗装業協会は平成23年9月、宮崎市と「災害時における応急対策業務等に関する協定」を締結しており、災害時には被災構造物の簡易点検や応急修理、断水高層ビルへの給水等を行うこととしている。一方、日塗装宮崎県支部も永年にわたり、様々な社会貢献活動に取り組んでおり、平成26年には宮崎県から表彰を受けている。

 両団体が合同で行った今年度の防災訓練では、災害発生時にマンションや団地等の高層ビルが断水した事態を想定。断水に伴う水不足に迅速に対応するため、発電機や給水タンクを登載した両団体のトラックで団地前に乗り付け、各階層に設置したポリタンクに高圧洗浄機を使って給水する模擬訓練に取り組んだ。

 日塗装宮崎県支部の園田支部長は「災害の発生は全く予測がつかない。日常から気を引き締め、有事の際には協力していきたい」と話す。また、宮崎市塗装業協会の堂地会長は「毎年防災訓練を開催するのは、緊急時に素早く対応するため。本番を想定した訓練に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。