国土交通省は3月10日、港湾請負工事積算基準を改定した。適用は4月1日。2017年度から浚渫工でICT活用工事を実施することに伴い、マルチビームによる深浅測量の歩掛を新設。ICTを活用した浚渫工の起工測量などに適用する。
国交省は、深浅測量で取得した3次元データを数量算出、出来形管理、検査に活用するICT活用工事を浚渫工で実施する。これに伴い、積算基準にマルチビーム深浅測量の施工歩掛を追加する。具体的には、測量業務の歩掛に「測量準備」「艤装(ぎそう)テスト」「マルチビーム測探」「報告書作成」の歩掛を新設する。
今回の基準改定ではこの他、岸壁の改良工事で付属工撤去に使用する「防舷材撤去」と「車止撤去」の歩掛を新設した。