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鉄筋工事の技術習得に汗流す 建設労働者育成支援事業

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《写真は訓練の模様》

 建設業への入職促進を目的に、建設業振興基金が各地で開催する建設労働者緊急育成支援事業の鉄筋コースが、2月から3月にかけて宮崎県内で実施されている。訓練生は鉄筋の切断や加工、柱・梁などの組み立てに関する技術の習得に向けて、汗を流している。

 建設業の深刻な労働者不足を解消するため、未就職者等の建設業への入職促進を目的として取り組んでいるもの。中央拠点である建設業振興基金と各地に設置された地方拠点が連携し、求職者の募集・職業訓練・就職斡旋をパッケージ化して実施する。

 本県開催の鉄筋コースは、2月15日から3月24日にかけて宮崎県建設技術センターで開講。22日には鉄筋の切断や曲げ加工に関する技術講習が行われた。訓練生は期間中、建設に関する基礎知識や安全衛生、鉄筋の加工や組み立てなどについて学び、技能検定等の資格取得を目指す。

 講師を務めた山路修氏(山路鉄筋工業)は「鉄筋工事は人目に触れる部分ではないが、だからこそ責任とプライドを持って作業に取り組む必要がある。我々事業者の使命として、雇用する側、される側の双方が働きやすい環境づくりを整えていくことが重要だ」と話す。

 事業に関する問い合わせ先は事務局(宮崎県建築業協会・電話0985-65-5864)。