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砂防ボランティア協会など7団体 明日のみやざきづくり表彰

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▲写真は表彰式の模様

 社会貢献活動に取り組む個人や団体、企業などを表彰する宮崎県の平成28年度「明日のみやざきづくり表彰式」が20日に県庁講堂で執り行われた。表彰式では、今年度の受賞者に選ばれた宮崎県砂防ボランティア協会ら7団体に稲用博美副知事が表彰状を贈り、永年にわたる各団体の社会貢献への取り組みを称えた。

 社会貢献活動に取り組む個人や団体、NPO、企業、行政、その他団体により行われる協働の取り組みのうち、その功績が特に顕著なものを表彰する制度。地域社会への貢献度が高い活動を対象とする「社会貢献活動部門」と、各団体の能力や特性を生かした協働による地域課題解決の取り組みを対象とする「協働部門」で構成する。

 今年度の表彰では、社会貢献活動部門に▽神武の里きばっみろ会▽宮崎市神話・観光ガイドボランティア協議会▽ほほえみコール▽宮崎県砂防ボランティア協会▽特定非営利活動法人子ども虐待防止みやざきの会―の5団体、協働部門に▽特定非営利活動法人都城歴史と文化のまちづくり会議▽都城市教育委員会都城島津邸―の2団体が選ばれた。

 このうち、土砂災害に関する豊富な知識や経験を持った会員で構成する宮崎県砂防ボランティア協会(児玉幸二会長)は、土砂災害危険箇所の点検や防災知識普及啓発等の活動を展開。県内市町村の防災関係者が実施する危険箇所点検のアドバイザーを務めるほか、自治会等を対象とした土砂災害防止講座を各地で開催している。

 表彰式で挨拶に立った稲用副知事は、受賞者一同が取り組んでいる活動が「本県が目指す心の豊かさに繋がるのではないか」と指摘し、更なる活動の展開と継続を呼び掛けた。宮崎県砂防ボランティア協会の児玉幸二会長は「会員一同が力を合わせて、災害から人命を守るための講習活動等を今後も継続していく」と意気込みを語った。