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ICT土工の理解と見識深める 九地整ら宮崎市内で説明会

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▲写真は説明会の模様

 国土交通省九州地方整備局や宮崎県らが主催する「i-Construction(ICT土工)説明会」が、16日に宮崎市内で開催された。講習会には国土交通省や地方公共団体の職員、県内建設業及び建設関連業の技術者ら約100人が参加。i-Constructionの概要やICT土工に対する理解と見識を深めた。

 建設現場の生産性向上を目的に国土交通省が推進する「i-Construction」では、▽土工におけるICT技術の全面活用▽コンクリート工の規格標準化▽施工時期の平準化―に取り組むこととしており、測量から検査に至る全段階で3次元データを活用するICT土工に対応できる技術者・技能者の拡大が急務となっている。

 i-Constructionの概要について説明した九州地方整備局施工企画課の渡邉賢一課長は、過剰労働力を背景とした生産性低迷の仕組みや生産性の現状等を解説。その後、九州地方整備局に於けるICT推進に向けた取り組みとして、講習会や意見交換会の開催、ドローンの実機体験、積極的な広報活動などを行うことを紹介した。

 また、九州地方整備局技術管理課の長岡一成課長補佐は、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」と題して、ICT活用工事の流れや実施方針を説明したほか、ICT土工の活用・導入事例を紹介。このほか、ドローンを用いた起工測量による3次元データの作成、ICT建機による施工方法などについて具体的に説明を行った。