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最新技術と官民の動向伝える UAV利活用セミナー

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▲セミナーの模様

 日本測量協会(日測協、矢口彰会長)は2月15日、「実務者のためのUAV利活用セミナー」を都内で開いた。UAVやこれを活用した写真測量などに関する最新の技術情報を定員の300人を超える聴講者に伝えるとともに、測量・地理空間情報分野の業務環境を急速に整備しつつある官民双方の動向について説明した。

 日測協の瀬戸島政博専務理事は、同協会が主催している「UAVを用いた三次元計測とその利活用のための基礎講習会」を通して見えてきたものがあると指摘。UAVを利活用する上での課題やポイントを解説した。

 その上で「測量は、三次元計測からデータの作成・解析まで一貫したものに変化を遂げようとしている。空中写真測量と地上測量(実測)との色分けもなくなってきた。(測量技術者にとっての)チャンスが訪れている」と強調。急速に市場のニーズとシーズが変化している測量・地理空間情報分野における官民双方の動向を注視しながら、最新の技術情報を獲得していく必要性を説いた。

 外部講師を招いたこの日の主なプログラムは次の通り(敬称略)=▽「UAVスクールと3次元空間解析クラウドサービス」(国際航業・村木広和)▽「UAVの最新技術と利活用とレーザの利用実例」(ルーチェサーチ・渡辺豊)▽「ドローンビジネス最前線」(テラドローン・徳重徹)▽「固定翼ドローンによる広域3D計測および3Dレーザースキャナ複合による史跡・文化財の計測~先進事例紹介~」(タックエンジニアリング・佐々木聖、原田昌大)▽「UAV利用の実際(国際航業・名草一成)」▽「災害ドローン救援隊DRONE BIRDが目指す未来―クライシスマッピングが拡げる共助のチカラ―」(青山学院大学・古橋大地)。