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本庄橋下部工で現場見学会 県職員が工法概要など学ぶ

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《見学会の模様》

 オリエンタル白石・吉原建設・藤元建設JVで施工が進む高鍋高岡線本庄橋工区橋梁下部工(国富町)の建設現場で、9日に延岡土木事務所及び高岡土木事務所の職員を対象とした現場見学会が開かれた。各管内で採用が見込まれるニューマチックケーソン工法に関して、工法の概要を学んだほか、必要な各種設備や施工状況を見学した。

 同者が施工する「高鍋高岡線本庄橋工区の橋梁下部工(P3)工事」は、老朽化が進む本庄橋の架け替えに伴い、P3橋脚(H=9.5m)及びニューマチックケーソン基礎(H=17.5m)などを施工するもの。これまでも県職員や高校生らを対象とした現場見学会を開いており、完工までにあと数回程度行う予定でいる。

 当日は、高岡土木事務所の竹井裕二監督員が見学会の主旨を説明したのち、置田清治監理技術者(オリエンタル白石)と溝辺明氏(前同)が工事概要や設備等の詳細を説明。圧縮空気を地下の作業室に送るコンプレッサー等の送気設備、地上から遠隔操作できる無人ケーソン工法のモニター装置などを見学した。

 置田氏は「百聞は一見に如かずという言葉もあるように、土木事務所の方々が施工現場を実際に見ることで、普段感じ得ない部分を体感できたと思う。同様の工事発注を行う際に、今回の現場見学会で感じたことを役立てていただきたい」と話した。