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工事95.8%、業務74.9% 県内企業優先発注状況

 宮崎県は公共事業に於ける県内企業優先発注の平成28年度実績を明らかにした。県内に本社・本店を有する県内企業への発注率(金額ベース)は、建設工事で95.8%、建設関連業務で74.9%。前年度と比較して、建設工事で2.7ポイント、建設関連業務で4.4ポイント、それぞれ上昇した。

 前年度と同様に全部局の支出データから▽公共工事関係▽情報システム調達関係▽物品等調達関係▽その他(委託・仕様賃借)―の4分野について、金額及び件数ベースで県内発注率を整理した。

 公共工事関係では、建設工事で497億9925万円の支出に対して、本社・本店が県内に立地する県内企業の受注額は477億0667万円(発注率95.8%)。建設関連業務は、95億0716万円の支出に対して、県内企業の受注額は71億1809万円(同74.9%)となった。

 一方、県内に支店や営業所等を有する県外企業の受注額は、建設工事が4億6912万円、建設関連業務が18億6326万円。県内企業とこれらの県外企業を合わせた県内発注率は、建設工事で96.7%(前年度比0.7ポイント減)、建設関連業務で94.5%(同4.0ポイント増)となる。

 宮崎県では、平成29年4月に作成した取組事例集を活用し、各部局の取り組みを庁内に周知徹底すると共に、引き続き、関係団体や各種経済団体等に対して協力を要請する考えでいる。