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規模縮小、建設計画を再検討 都於郡ガイダンスセンター

 都於郡城跡ガイダンスセンターの建設計画を進める西都市は、当初計画から施設規模を縮小し、展示スペースや施設レイアウトを再検討する。これに合わせて12月補正予算案に関連事業費の減額を提示。来年度以降に再度、関連予算を盛り込む考えでいる。

 西都市が計画する「都於郡城跡ガイダンスセンター」は、歴史文化資産である都於郡城跡や伊東マンショ、ナウマン象に関連した資料の展示・情報発信を基軸とし、様々な地域活性化活動を展開できる柔軟な空間として整備する。

 建設予定地は都於郡城跡敷地内の駐車場。計画当初による施設規模はRC造平屋建延べ約540m2程度を想定し、肉付け予算と位置付ける29年度6月補正予算に展示製作業務委託料や建設工事費等として2億6703万円を計上していた。

 しかしながら、計画を進める中で、展示スペースの見直しを行うなど、施設規模の縮小を含む施設のレイアウトを再検討することを決定。12月補正予算案で、展示製作業務委託料外から3886万円、建設工事費から2億2642万円を減額している。

 今後は、学識経験者や有識者で組織する建設検討委員会を中心として施設建設の方向性について再検討し、計画の練り直しを行う。来年度以降に関連予算を再計上し、これまでに行われた実施設計等を踏まえた施設の修正設計を発注する見通しでいる。