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旧平寿園跡地に拠点施設整備 プロポで基本設計を告示

 椎葉村は公募型プロポーザル方式で事業者を選定する「旧平寿園跡地拠点施設建設基本設計業務」を告示した。旧平寿園跡地(大字下福良、約6300m2)に建設を計画する地域活性化に向けた拠点施設の基本計画及び基本設計を委託する。履行期限は平成30年3月31日。業務限度額は1318万4000円(税込)とする。

 平成27年に策定した人口ビジョンおよび総合戦略に基づき、保育環境の充実や新たな仕事の創出、交流人口の増加対策、村全体のコミュニティの場などの機能を有する地域活性化に向けた拠点施設を新たに建設するもの。建設場所は移転後に遊休化している旧平寿園跡地で、既存施設は30~31年度に解体する予定でいる。

 施設の整備方針にテレワークが可能な環境整備や図書施設等を掲げており、現時点で施設の延床面積は2000m2程度を想定。周辺環境および利用者の利便性に配慮し、階数は2階までとする。構造は自由とするが、耐火性・耐久性・耐震性に優れ、内外装材の意匠については村の自然環境にあわせた木質化を図ることを求める。

 プロポーザルの参加要件は、椎葉村の建設工事等競争入札資格者名簿に於いて「測量・建築設計各種建設関係コンサルタント業務」に登録のある者で、建築設計の業種に登録されていること。ただし、登録されていない者であっても、入札参加資格申請書類を提出した上で登録を有すると認められる者は参加できるものとする。

 このほか、▽建築士法第23条の規定に基づく一級建築士事務所の登録をしている▽建築士法に基づく一級建築士の資格を有する管理技術者を専任で配置できる▽公の施設の新築に関する設計業務に携わった実績を有する▽配置技術者及び担当技術者が今回と同種あるいは類似する業務の実績を1件以上有する―などを要件とする。

 審査は二段階審査方式で実施。第一次審査では、参加表明書に基づく資格審査と併せて技術提案書および設計見積書に基づく審査を行い、第二次審査対象者を5者程度に選定する。第二次審査で技術提案書に基づくプレゼンテーション及びヒアリング審査を実施し、設計等業務受託候補者及び次点候補者を選定する。

 参加表明書及び技術提案書等に関する質問受付の締め切りは30年1月17日。参加表明書等は1月29日まで、技術提案書等は2月5日まで、事務局で持参または郵送により受け付ける。第一次審査結果を2月9日に通知。2月20日にプレゼン及びヒアリングを行い、2月28日以降に審査結果を通知する。

 プロポーザルの実施要領や関連資料はホームページからダウンロードできる。事務局は椎葉村役場地域振興課企画グループ(〒883-1601椎葉村下福良1762-1、電話0982-67-3203、FAX0982-67-2825、メールshbwebm@vill.shiiba.miyazaki.jp)