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3次元データの国際標準 関係者で情報共有

 buildingSMART Japan(bSJ)と日本建設情報総合センター(JACIC)は19日、インフラ分野で活用する3次元データの国際標準化を議論する「国際土木委員会」の初会合を開いた。国土交通省などの関係機関が集まり、2020年の国際標準化を見据えて情報共有を図る。

 bSJは、世界18の国・地域が参加して標準化データモデルの仕様を作成するbuildingSMART International(bSI)の日本支部。bSIは、道路、橋梁、トンネル、鉄道、港湾などの分野で3次元データの国際標準を20年に作成する。

 国際土木委員会では、bSIで議論される国際標準化の動きを国内の関係者で共有するとともに、日本としてもこの国際標準化に提案するために活動する。初会合では、10~11月にロンドンで開かれたbSIの国際会議での議論を共有。分野別に進めている国際標準化の議論に日本として参加していない分野があるため、同委員会に関係する行政、民間団体の参加を呼び掛けることで一致した。