綾町は、病気時または病気の回復期にある児童を一時的に預かる「病児・病後児保育施設」の新設計画を進めている。現在は施設整備に係る実施設計が進捗中。計画が順調に進めば、今年度に設計を完了させ、早期に本体建設工事を発注する見通しでいる。
病児・病後児保育施設は、病気時または病気の回復期にある児童の一時預かりを行う施設。町が当該施設を整備することにより、保護者の子育てと就労の両立を支援する。現段階での利用対象児童は、0歳児から12歳児(小学6年生)までを想定する。
施設の整備に向けて、町は指名型プロポーザル方式で「綾町病児・病後児保育施設新築工事実施設計及び監理業務委託」の業者選定を実施。各者の提案内容を審査し、最優秀提案者の岩切設計と10月24日付で契約を交わした。税込の契約金額は450万円。
建設予定地は、児童関連施設が多く立地する綾町南俣437-15の敷地。施設の規模は、木造平屋建延べ約120m2(部屋数は3部屋を予定)を計画する。当該業務では、施設整備に係る実施設計と施工監理業務を行う。委託期間は30年3月31日まで。
10月時点の発注見通しでは、施設建設工事の入札を1月下旬に行う予定としていたが、現時点では工事の発注は来年度にずれ込む見通し。早期に着工する方針でいるが、具体的な時期については、設計業務の進捗状況や庁内協議の内容を踏まえて詰めていく。