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防災・安全交付金は1.1兆円 国交省の当初予算案

 国土交通省は12月18日、自民党国土交通部会に2018年度当初予算案を報告した。水防災意識社会の再構築に向けた水害対策に3927億円、インフラの老朽化対策に4472億円を計上するとした他、地方の防災・減災対策や老朽化対策を支援する「防災・安全交付金」には1兆1117億円を配分する。民間投資を誘発するインフラ整備を支援する「社会資本整備総合交付金」には8886億円を確保する。

 18年度当初予算案は、18日の大臣折衝の結果を踏まえて22日に閣議決定し、総額を確定させる。

 当初予算案では、気候変動で災害の激甚化、頻発化が懸念される中、ハード・ソフトを総動員した防災・減災対策を推進する。堤防整備や流木対策、海岸保全施設の整備などの水害対策に3927億円、土砂・火山災害対策に768億円などを確保する。災害発生時の代替性を確保するミッシングリンクの整備、道路の斜面・盛土対策、耐震補強などには4252億円を計上する。

 インフラの老朽化対策には4472億円を確保し、インフラ長寿命化計画に基づく取り組みを推進。地方自治体が実施する防災・減災対策、インフラの老朽化対策を支援する防災・安全交付金には1兆1117億円を充当する。

 ストック効果を重視した社会資本整備にも予算を配分。大都市圏環状道路の整備や渋滞対策に2283億円、国際コンテナ戦略港湾の機能強化に855億円、社会資本整備総合交付金に8886億円を充てる。

 建設現場の生産性を高めるi-Constructionでは、新技術の開発、ICT施工の工種拡大、中小建設業のICT活用の普及・拡大に総額19億円を盛り込む。