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自治会と防災かまどベンチを製作 宮崎県建築士会宮崎支部

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▲写真は作業の模様、完成したベンチ

 一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部(野田一孝支部長)は16日、宮崎市の花の森自治会が取り組んだ防災かまどベンチの製作をサポートした。自治会の子供達とその保護者、宮崎支部の会員ら約30人が参加し、5段積の防災かまどベンチを完成させた。

 建築士の地位向上やPR、建築士としての意識の再確認を目的とした7月1日の「建築士の日」に合わせて、宮崎支部では毎年、公共施設の補修・点検等の地域貢献活動を実施。ことしは自治会とスケジュールを調整の上、例年より時期をずらして行われた。

 当日の午前9時、宮崎市東宮2丁目の平田街区公園に参加者一同が集合。防災かまどベンチが普段はベンチや縁台となり、災害時には座面や天板を取り外してかまどとして使用できる防災設備であることを担当者が説明し、全員で作業の内容を確認した。

 宮崎支部の会員の指導の下、参加した自治会の子供達は、基礎部にレンガを敷き詰める作業や天板の製作に挑戦。午後からは、基礎部に耐火レンガを水平に並べる作業に協力して取り組み、最終的に5段積のオリジナル防災かまどベンチを完成させた。

 参加した男子児童は「つくるのは難しかったけど楽しかった。大切に使いたい」などと話した。宮崎支部の野田支部長は「職能を活かした地域貢献活動に今後も継続して取り組んでいく。これらの活動が建築士の周知やイメージアップにつながれば」と話す。