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医師会病院ES事業の協力事業者に宮崎ガス TGES

 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(TGES、高木信以智代表取締役社長)は、同社が優先交渉権を獲得している宮崎市郡医師会病院等の移転整備に伴うエネルギーサービス(ES)事業に関して、地元企業である宮崎ガス株式会社(塩月光夫代表取締役会長)を協力事業者としたことを明らかにした。

 宮崎市が防災支援拠点として造成・整備する大字柏原及び有田の敷地に、医師会病院(病床数267床)や関連諸施設を移転・集約して複合的に整備する計画。施設建設に係る基本・実施設計は久米設計、実施設計技術協力事業者(施工予定者)は戸田建設。計画が順調に進めば、30年10月の着工、32年8月の開院を目指す。

 指名型プロポーザルで同社が優先交渉権を獲得したES事業は、建物等に於けるエネルギー使用状況や問題点を把握し、コージェネレーション等の省エネ・省コスト機器をはじめとする設備等を顧客のニーズ(イニシャルコストレス・年間経常費の削減・メンテナンス保証・運転管理)にあわせてコーディネートするもの。

 専門性を活かした省エネ・省コストの実現やエネルギー供給の安定性向上、各年度の支出の平準化による安定経営の推進などのメリットがある。同社は、これまで培ってきたユーザーズ・ノウハウを活かし、協力事業者である宮崎ガスと共同で、病院熱源システム等の設計・建設・運用・維持管理まで一貫したサービスを提供する考えでいる。