建設ネット企画画像 四角 四角

前年同月比で2.8%増 10月の建設工事受注総額

 国土交通省の建設工事受注動態統計調査報告によると、全国の建設会社が10月に受注した工事の総額は前年同月比2.8%増の6兆8873億円となり、3カ月ぶりに増加した。同調査に現在の推計方法を採用した2013年4月以降では2番目に高い水準。元請け受注高は5.3%増の4兆6835億円で、13年4月以降で最も高い水準になった。

 公共機関からの受注は15.4%増の1兆4322億円と3カ月ぶりに増加、民間からの受注は1.3%増の3兆2513億円で先月の減少から再び増加した。

 公共機関からの受注(1件500万円以上)は22.1%増の1兆4202億円で3カ月ぶりに増加した。国の機関からの受注は15.9%増の3994億円、地方の機関からの受注は24.7%増の1兆0207億円となり、いずれも大幅に伸びた。

 民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注総額は6.4%減の6993億円で5カ月ぶりに減少した。民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注額は12%増の5025億円と先月の減少から再び増加した。