宮崎県日向土木事務所は1日、条件付一般競争により「国道327号尾平工区(仮称)尾平トンネル工事(1工区)」の入札を坂下・山﨑・河野JV、矢野・九建・戸敷JV、松本・志多・松澤JV、旭・大和・上田JV、吉原・富岡・長谷川JVの参加5者で執行。その結果、坂下・山﨑・河野JVが16億0725万円で落札した。
国道327号内の尾平工区(椎葉村)は、幅員が狭い上に線形が悪く、大型車の離合が困難な状況にあることから、安全で円滑な交通の確保や地域の孤立化解消、緊急輸送道路としての機能保持を目的として、26年度に事業化された。整備延長は約2㎞(幅員7m)で、区間内の約9割(1.8㎞程度、幅員8m)がトンネルとなる。
このうち、今回発注する尾平工区トンネル工事(1工区)では、起点側のトンネル掘削工(L=1028m)とトンネル本体工(L=978m)、坑門工1基を施工する。工事場所は椎葉村松尾で、工期は平成32年3月20日。税抜の予定価格は17億8571万円だった。残る終点側に関しては、現時点で発注の目途は立っていない。