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小学生に租税教室と体験学習 日向地区建設業協会青年部ら

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▲写真は租税教室、体験学習の模様

 子供達に土木の役割や働くことの意義を理解してもらい、必要な知識・技術の習得に対する理解や関心を深めてもらおうと、日向市立日知屋小学校の6年生とその保護者を対象とした租税教室及び体験学習が11月30日に開かれた。日向地区建設業協会青年部や宮崎県北法人会日向支部青年部、日向土木事務所の職員ら約30人が参加した。

 担い手不足が深刻な建設業では、若手技術者の確保や技術の伝承が喫緊の課題となっている。協会青年部では、土木に対するイメージアップや土木の魅力の発信、公共事業に於ける技術と構造物が果たす役割等を広く知ってもらい、建設業が将来の就職選択肢のひとつとなるよう、昨年の冨高小学校に続いて2回目となるイベントを開催した。

 当日は、協会青年部の奈須健時部長が「体験学習を通じて、建設業の仕事を知り、関心をもってもらえれば」と挨拶。全員で「ご安全に」と発声し、出前授業を開始した。はじめに、宮崎県北法人会日向支部青年部の伊東康弘氏が「わたしたちのくらしと税」と題し、税金の役割や公共事業と税金の関係について分かりやすく解説した。

 その後、生徒達はコンクリートスロープの作成と3D測量に挑戦。コンクリートスロープの作成では、生コンを手押し車で運び、型枠に流し込んで生コンが均等になるよう仕上げた。測量体験では、ドローンの飛行見学や3D測量のデモンストレーションを行った。最後に参加者全員でドローンによる記念撮影を行い、イベントを終了した。

 イベントに参加した生徒は「測量体験では最新技術に驚いた」「生コンを運ぶのは怖かったけど、均すのが楽しかった」「体験学習は楽しくて、参加できてよかった」などと笑顔で話した。