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第3四半期に寄宿舎建設工事発注 産業技術専門校高鍋校

 施設の老朽化や耐震性等に課題を抱える県立産業技術専門校高鍋校の寄宿舎を敷地内に建て替える計画を進めている宮崎県は、今月1日に公表した発注見通しに「県立産業技術専門校高鍋校寄宿舎建設主体他工事」を追加した。それによると、今年度第3四半期に条件付一般競争で入札を行う見通しでいる。

 県立産業技術専門校高鍋校(高鍋町南高鍋1770)は、平成15年に西都市の県立産業技術専門校の分校として開校。敷地内にある寄宿舎(定員10人程度)は、経年に伴う施設の老朽化が進み、昨年度に行った耐震診断で「建築基準法の想定する大地震(震度6強)で倒壊する可能性がある」との診断結果が判明していた。

 営繕課が第3四半期に発注を予定している工事では、敷地内にある既存寄宿舎(木造平屋建延べ178m2)の解体工事のほか、新設する寄宿舎(木造平屋建延べ226m2)の建設工事を施工する。新たな寄宿舎の仕様は、洋室2人部屋×6室(定員12人)で、施設内には食堂や厨房、入浴施設等も設ける。

 建築工事費や解体工事費、器具購入費を含む予算額は6千万円程度。工期は約4カ月間を予定。施設整備に係る実施設計は小嶋凌衛建築設計事務所が担当した。