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台風22号の農水産業関係被害は約10億円 宮崎県

 宮崎県農政水産部は24日、ことし10月末の台風22号による県内の農水産業関係被害状況(確定値)をまとめた。被害額は農作物等が5億3900万円、農地等が4億2800万円、水産関係が1471万円で、被害総額は9億8172万となっている。

 農作物等のうち施設関係の被害は332件(被害額8576万円)。宮崎市や日南市などでビニールハウス等が倒壊する被害が16件あったほか、各市町村でビニール等の資材破損の被害が279件あった。西都市や木城町では畜舎が半壊する被害が5件あった。

 農業用施設等の被害は76件(被害額4億2800万円)。宮崎市・日南市・串間市に於いて、田や畑の法面被害が24件(1億0500万円)、水路・道路・ため池・頭首工の崩壊が52件(3億2300万円)発生した。

 水産関係では、宮崎市や川南町で船体が破損する被害が20件発生。宮崎市や延岡市、日南市で荷捌き施設や倉庫、地方公共団体施設が一部破損する被害が11件(289万円)あったほか、漁港海岸施設へ立木等が漂着する被害が6件(690万円)発生した。