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28日にトンネル詳細設計の入札 国道448号藤工区

 宮崎県串間土木事務所は11月28日、指名競争で「国道448号藤工区トンネル詳細設計業務」の入札を執行する。ことし6月の豪雨で被災し、現在も通行止めとなっている国道448号藤工区(串間市市木)の整備方針を検討するにあたり、現道北側の山間部を貫くトンネルの詳細設計を委託する。期間は30年3月23日まで。

 対象区間は串間市市木の舳地区から藤地区までの区間。ことし6月の豪雨で地すべりによるひび割れや段差等の路面変状、斜面の滑落が生じたことから、代替路としてのバイパスも視野に入れた整備の方向性を検討する材料として、串間土木事務所では各種業務委託の発注手続きを進めている。

 来たる11月28日には、代替路として現道北側の山間部を貫くトンネル詳細設計(延長1000m程度、車道幅員3m×2車線)の入札を執行するほか、地質調査ボーリングや土質試験調査、受振孔設置等を含む「国道448号藤工区地質調査業務」(委託期間=90日間)の入札も指名競争で行うこととしている。

 一方、去る11月16日には「国道448号藤工区地表地質踏査業務」の入札を指名10者で執行し、基礎地盤コンサルタンツが647万2400円で落札した。21日には指名競争で「道路予備設計及び詳細設計業務」、条件付一般競争で「用地測量業務」と「地形測量業務」の入札を執行した(いずれも現時点で入札結果は未公表)。