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常用雇用の技能労働者 ハローワーク活用は3割

 国土交通省は、直轄工事の元請け・下請け企業を対象に技能労働者の求人に関するアンケート調査を行った。調査結果によると、各企業がハローワークを利用して採用した常用雇用の技能労働者は27%で、ハローワーク以外の採用(縁故、自助努力、協力関係にある企業からの紹介など)が7割を占めている。

 調査には、直轄の一般土木工事・橋梁工事・舗装工事52件を受注した元請けと下請け492社が回答した。

 回答した企業が雇用する常用雇用(1年以上の期間を定めて雇用される労働者)7745人のうち、ハローワークに求人票を提出して採用したのは2097人(27%)で、「自助努力等」(スカウト、技術者の友人・知人、国際人材育成機構の活用)の2055人(27%)とほぼ同じ割合。

 この他、「縁故」の1699人(22%)、「協力関係にある会社」の1410人(18%)、「民間の求人誌・サイト」の463人(6%)などが続いた。

 求人の結果、採用に至った割合を見ると、ハローワークが76%だったのに対し、「自助努力他」と「縁故」が100%、「協力関係にある会社」が84%とハローワークと比べて採用に至る確率が高い。