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技能訓練にVR活用、研修プログラム作成支援 国交省

 国土交通省は、中小建設業の生産性向上を支える新たな人材育成支援を開始する。技能訓練を映像化や、VR(バーチャル・リアリティー)を使った重機のシミュレーターの活用による研修プログラムを作成する教育訓練機関を支援。遠隔地にいても効率的に教育訓練を受けられる環境を整備する。

 11月14日に開かれた政府の未来投資会議構造改革徹底推進会合で、こうした取り組みを報告した。

 国交省によると、330万人の技能者の大半が中小企業に所属しているが、時間・コストの制約で生産性が向上していない。中小建設企業の労働生産性は、1996年に1人当たり702万円だった。2016年になっても1人当たり700万円と停滞している。

 国交省は、中小建設業に所属する技能者の育成を支える新たな支援策を講じる。教育訓練機関に対して、映像やVRを活用した技能者向け研修プログラムの作成を支援。都市部・地方部に関わらず、スマートフォンなどを使って効率的に研修を受けられる環境を整備する。

 また、来秋に運用を開始する「建設キャリアアップシステム」が建設現場の生産性向上にも効果を発揮するとも説明。システムを通じて各現場で施工体制台帳や作業員名簿などを作成できるため、現場の書類作成の負担を軽減する効果が期待できるとしている。