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長崎差しトゲ無し玉掛けワイヤ 初のNETIS登録 STAS

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 STAS(長崎県諫早市)が製造する『長崎差しトゲ無し玉掛けワイヤ』が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された。

 一般的な手編み玉掛けワイヤは〝さつま差し〟と呼ばれ、現在も薩英戦争後にイギリスから伝わった当時の技術を基に製作。加工時に、ストランド(鋼製綱)端末のトゲを外に出して切断するため、この部分が針とカミソリを合わせたように鋭利で、危険な状態だ。

 一方STASの製品は、特殊な籠差し(長崎差し)や被せ編みにより、加工部に段差やトゲがないことを実現(国内外で特許取得)。クレーン等安全規則や労働安全衛生規則にも適合している。

 また、ストランドの抜け落ちがなく長期間使用でき経済的。ロープ芯と一体になって破れにくく外れにくい〝STASタグ〟で規格・安全荷重などの確認が容易といったメリットもある。

 問い合わせは、電話0957(26)1771。