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新技術・新工法の特徴など紹介 宮崎市でNETIS説明会

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▲写真は説明会の模様

 国土交通省九州地方整備局は10日、宮崎市内で平成29年度「新技術・新工法説明会」を開催した。説明会には、県内の建設コンサルタントや建設会社、自治体等の技術系職員ら約90人が参加。新技術情報提供システム(NETIS)に登録されている新技術及び新工法の概要等について、担当者の説明に耳を傾けた。

 説明会は、社会資本整備の品質確保等に寄与する新技術や新工法を広く周知し、公共工事に於ける新技術の活用促進を図ると共に、更なる技術の開発を促すことなど目的に、九州地方整備局が管内各県で開催しているもの。

 説明会では、主催者を代表して九州地方整備局港湾空港部海洋環境・技術課の有江浩一課長が挨拶。九州技術事務所技術開発対策官の小柳典親氏は、NETISの活用状況や掲載期間終了技術の取り扱いについて説明を行ったほか、登録技術を採用した場合には活用効果調査票を提出してもらうよう呼び掛けた。

 プレゼンテーションでは、県内外で採用実績がある18技術・工法の特徴を各企業の担当者が紹介。アールシージャパン(大阪市)は、けい酸系の粒子コロイドを含む水溶液をコンクリート表面に塗布し、粒子コロイドの物理的作用と化学反応の相乗効果で劣化を防止する「RCGインナーシール工法」について説明した。

 共立電照(宮崎市)は、既存の照明器具の光源ユニットのみをLEDに交換することで、製造コストや電気料金を大幅に低減できる「天の川・LED光源ユニット」を紹介。日之出水道機器(福岡市)は、鋳物の形状自由度を活かし、取替時間等を大幅に短縮できる橋梁用伸縮装置「ヒノダクタイルジョイントα」について説明を行った。

 このほか当日は、九州地方整備局企画部施工企画課の坂元豊久課長補佐が「i-Construction~建設現場の生産性革命~」と題して、ICT土工の効果や舗装工及び浚渫工へのICTの適用、ICT活用の効果創出好事例、i-Constructionの今後の展開について説明した。

 説明会でのプレゼン技術は次のとおり=▽マイコン内蔵静電容量式ITポンプ▽けい酸塩系表面含浸材CS-21ネオ▽RCGインナーシール▽コンクリート構造物の断面修復材料「ゴムラテシリーズ」▽Tn-p工法▽スーパーロック工法▽テラメッシュ工法▽ニューレスプ工法▽リンクアップゲート▽3次元モデルを用いた構造物トレーサビリティシステム▽SWライナー工法(製管工法)▽骨伝導非常電話機▽天の川LED光源ユニット▽防鳥ネット▽アスファルト加熱保温BOX▽ヒノダクタイルジョイントα▽パルテム・フローリング工法▽TB工法(タッチボンド工法)。