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建設業11団体が秋の叙勲祝賀会 38人の功績称える

 建設産業団体11団体が8日、秋の叙勲祝賀会を東京都内のホテルで開き、建設業関係の38人の受章を祝った。来賓として訪れた石井啓一国土交通相は、受章者の功績をたたえるとともに、建設業の今後の発展に向けて「これからも知識と経験を生かしてほしい」と呼び掛けた。

 主催者を代表して全国中小建設業協会の豊田剛会長が祝辞を述べ、「受章した皆さまは長年にわたり建設業で中核的な役割を果たしてきた。卓越した知識や技能、経験は建設業の財産であり、これを次の世代に継承することが、業界の持続的発展に不可欠と確信している」と受章者の功績をたたえた。そして、建設業の課題である担い手の確保・育成や働き方改革を今後推進していく上での助言を求めた。

 石井国交相は「建設業は国民の生命・財産を守るとともに、都市再生など未来を築く大きな役割を担っている。受章者の皆さまは長年建設業に携わり、それぞれの持ち場で大きな足跡を残してきた」と述べた。そして「建設業がこれからも社会・経済を支える重要な役割を果たし、さらに発展するよう、知識と経験を生かしてほしい」と期待感を示した。

 これらの祝辞に対して元全国中小建設業協会会長の松井守夫氏が受章者を代表し、「今回の受章を契機にこれまで以上に心を引き締め、建設業の振興・発展はもとより、社会の一員として国の発展に努力していく」と謝辞を述べた。