▲写真は表彰式の模様、河野社長、木下社長
建設労働者の雇用改善等に取り組む事業所を表彰する「建設雇用改善優良事業所宮崎県知事表彰」の授与式が、30日に県庁知事室で行われた。今年度の表彰を受賞した河野建設株式会社(西米良村)と株式会社木下組(日之影町)に表彰状と記念品が贈られた。
表彰式は、建設労働者の雇用改善等に積極的な活動を展開し、その成果がみられる中小建設事業所に対して努力と功績をたたえるもの。広く県民一般に周知することで、建設労働者の雇用改善に資することを目的としている。
河野建設(西米良村)では年に一度、雇用管理責任者と直接話せる相談会を実施し、労働者の生活状況の把握に努めているほか、夏場の熱中症対策や冬場の防寒対策等の建設労働者の健康管理面への配慮が高く評価された。
一方、木下組は毎月の社内会議において、社員全員に平等に発言機会を与え、誰もが働きやすく働きがいのある環境づくりに努めているほか、新人教育や高齢労働者への配慮などの広い雇用の受け皿づくりが高く評価された。
表彰式には受賞した各社の代表が出席。河野俊嗣知事が表彰状を贈り、その功績を称えた。河野建設の河野孝文社長は「福利厚生の充実に注力し、中山間地域に於ける人材の定着増加に努めていきたい」、木下組の木下光三社長は「若い人が地元に残りやすい環境を作り、技術の継承に力を入れたい」と語った。