▲写真は就業体験の模様
働くことの意義や社会人としてのマナーを学ぶため、県立本庄高等学校が実施しているインターンシップ(就業体験)で、国富町の株式会社藤元建設(藤元建二代表取締役)は9月5日から7日にかけて、同校2年生の生徒2人を受け入れた。藤元勇貴取締役の指導のもと、同社施工の工事現場や工場等を見学した。
初日には、事務所で建設業の担う役割や仕事内容等について説明を行ったほか、同社が施工する道路防災工事や砂防堰堤工事の現場を見学。2日目は、午前中に東諸生コン工場でコンクリートの製造過程を見学し、午後からは砕石製造工場で工場内見学や重機試乗体験を行ったのち、高岡土木事務所に移動して打合わせ等を体験した。
最終日には、午前中に建設システム及び大坪計量器店の担当者によるICT施工に関する「未来の技術への取組」と題した講義を受講。午後からは実際に光波測距儀等の測量機を用いた測量体験等を行った。
就業体験に訪れた斎藤浩幸さんは「建設業という大変な仕事の中でも社員の方々が笑顔で取り組んでいて、尊敬できる仕事だと感じた」と話し、宮園麻由さんは「建設業は人の為になる仕事で、災害時には命を救う仕事だということを学べた。なくてはならない重要な仕事だと思う」と就業体験の感想を話した。
藤元勇貴取締役は「就業体験を通じて、コミュニケーション能力や伝える力を身に付けてもらいたい。今後も高校生を対象に様々な体験会等を開催し、地元企業の仕事内容や魅力を知る機会を設け、一人でも多く地元に就職してもらえれば嬉しい」と話した。