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工程管理や休日拡大など進捗確認 国交省と日建連

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▲写真は会合の模様

 国土交通省と日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は10月25日、意見交換会フォローアップ会議の2017年度2回目の会合を開いた。会合では、17年度の実施方針に位置付けた、適切な工程管理と休日拡大、コンクリート工の生産性向上、業務の効率化などについて、国交省・日建連双方の進捗を確認した。

 フォローアップ会議は、地方整備局と日建連支部の意見交換を経て、国交省本省と日建連本部の実務者レベルで施策の具体化を図るために設置されている。17年度は▽適切な工程管理と休日拡大▽コンクリート工の生産性向上▽業務の効率化▽設計変更ガイドラインのフォローアップ―などを実施方針に位置付け、議論を進めている。

 このうち、適切な工程管理と休日拡大について、石原康弘大臣官房技術調査課長は冒頭のあいさつで「週休2日対応工事の入札に参加してもらえない現実がある。下半期にどう盛り返すかが大きな課題だ」と発言。日建連側からも「週休2日を拡大するためにも、発注者指定型を増やすべきではないか」とう声があったという。また、日建連からは、週休2日対応工事における現場技術者の負担と労働時間の増加を懸念する意見も上がったという。