新富町は旧新富診療所を改修し、富田小学校及び富田中学校に給食を提供する共同調理場として活用する計画を明らかにした。現在は三嶋建築企画設計事務所により施設改修に係る実施設計業務が進捗中。着工の時期は現時点で未定だが、計画が順調に進めば平成30年度内に整備を完了させ、31年度から供用を開始する予定でいる。
町内の学校給食は現在、富田小と新田学園、上新田小の3箇所で調理を行っているが、富田小の給食調理場は設備等の老朽化が著しい状況にある。また、建設中の上新田小に調理施設を置かないことを踏まえ、学校給食の調理及び配給状況を再配置する必要があるため、学校給食共同調理場の整備を計画する。
新たに設ける共同調理場は、旧新富診療所(三納代1911番地1)を改修して活用する。昭和59年に建設された既存施設の規模はRC造平屋建延べ418m2。対象となる両校の生徒数が約900人であることから、調理能力を1000食程度と試算する。施設整備の財源には、今年度から措置された再編関連訓練移転等交付金を充てる。
施設の整備に向けて、8月2日には「富田給食共同調理場整備設計業務委託」の入札を指名3者で執行し、三嶋建築企画設計事務所が565万円で落札した。委託期間は30年3月20日まで。計画が順調に進めば、30年度内に整備を完了させ、31年度からは同施設と新田学園の2箇所で町内6校分の給食の調理・配給を行う。