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鳥丸軍雪氏による講演会を開催 都城地区建設業協会女性部

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▲写真は講演する鳥丸軍雪氏、講演会の模様

 都城地区建設業協会女性部(宮島百合子部長)は27日、小林市出身で世界的ファッションデザイナーの鳥丸軍雪氏による講演会を開催した。県立高城高等学校及び飯野高等学校の生活情報科の生徒を招き、部員らを含む約200人が講演内容に聞き入った。

 同女性部はことし5月、女性が働きやすい作業環境の構築や建設業への入職促進を図ることを目的に、女性技術者の会・都城ドボジョ「アローズ」を設立。その中で、地元高校とタイアップした女性らしい作業着の開発・製作に取り組むこととしていた。

 これを踏まえ、今回の講演会は、部員に対して他分野に於ける知識や見識を広げてもらうと共に、次世代を担う高校生の将来に役立ててもらおうと企画したもの。みやざきアートセンターで10月22日まで個展を開催中の鳥丸氏に講演を依頼し、快諾を得た。

 講演では主催者を代表して宮島部長が「講演を通じて生きる力を養って欲しい」と挨拶。登壇した鳥丸氏は「夢を追って」をテーマに講演し、志を持つこととは何かを成し遂げる約束をすることであり、チャンスを逃さずに決断する力を持つ重要性を説いた。

 鳥丸氏は、上京時や渡英時のエピソードを紹介すると共に、自分に忠実に生きていくことの大切さを指摘。自身の経験を踏まえ「一日一日を大切に、努力を積み重ねていけば、幸せを掴むことができると信じている」と訴え、夢の実現に向けてエールを送った。

 質疑応答では、「デザイナーとして仕事をしていくためのコツは」との質問に、「まずは使う人の身になってデザインすること。必要な機能を備えた上で、色や形といった個性を織り込んでいく」と回答。慣れ親しんだ西諸弁も披露し、会場を大いに沸かせた。