▲写真は出前講座の模様
高千穂地区建設業協会青年部(竹尾英樹部長)は9月19日と26日、県立高千穂高等学校で同校の1年生を対象に「出前講座」を開講した。建設業界では担い手の確保や育成、技術の継承などが急務となっていることから、若年就労者の入職促進などを目的に、建設業に関する講話などを行った。
授業では、青年部の竹尾英樹部長、冨髙徹雄氏、興梠裕昭氏、甲斐和茂氏と西臼杵支庁土木課の戸田宗一郎氏の5人が講師となり、▽社会資本と建設業の関係▽建設産業の社会的役割と建設業が抱える課題▽建設業におけるドローンの活用等―について、スライドを用いてそれぞれ説明した。
説明の中で、安全性に配慮して工事を行っていることや災害対応の最前線で活躍する仕事であることを紹介。また、ICT化を推進するなど、時代に合わせて現場も進化しており、女性も現場で活躍できること、ドローンの導入により平常時のみならず災害発生時の対応に最新技術が活用されていることなども説明した。
このほか授業では、グラウンドに移動してドローンによる空撮を行い、飛行するドローンからのリアルタイムの映像をモニターで鑑賞した。
受講した生徒は「今まで建設業に興味は無かったが、話す内容を聞いて興味がわいてきた。地元で働いてみたいと思う」と話した。竹尾部長は「建設業に興味や関心を持ってもらい、来年に行われる職場体験で建設業を希望する生徒が増えてくれれば嬉しい」と述べた。青年部では今年度に中学生への出前授業も予定している。