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上半期の建設業倒産は2.6%減 帝国DB

 帝国データバンクがまとめた2017年度上半期の全国企業倒産集計によると、建設業の倒産件数は前年同期比2.6%減の787件となった。負債総額は727億5100万円で、負債額の上位30社に建設業は含まれていない。

 建設業の業種別では、総合工事業が1.9%増の320件、職別工事業が4.3%減の312件、設備工事業が7.7%減の155件だった。9月単月の建設業の倒産件数は前年同月比4.3%増の120件。

 全産業の上半期の倒産件数は3.4%増の4197件で、上半期として8年ぶりに前年同期の倒産件数を上回った。業種別でも、業種中4業種で増加している。負債総額は12.8%増の7618億円。帝国データバンクは今後の倒産の推移について「低水準での推移が見込まれるものの、減少傾向が底打ちする可能性がある」と分析している。