高鍋町は、平成29年度から8年間のまちづくりの指針となる「第6次高鍋町総合計画前期基本計画案(高鍋みらい戦略)」をまとめた。住民参画による快適で美しいまち「たかなべ」の実現に向け、まちづくりの基本的な方向性を示したもの。計画案はホームページ等で公開し、10月20日まで意見を募集する。
高鍋町総合計画は、町の将来像やまちづくりの目標等を定めた「基本構想」、目標達成に必要となる基本目標や基本施策を示した「基本計画」、施策を効率的かつ効果的に実施するための「実施計画」で構成。計画期間は、基本構想が29年度から36年度までの8年間、基本計画が前期・後期それぞれ4年間、実施計画が3年間。
基本計画案では「歴史と文教の城下町たかなべ~対話でつながる豊かで美しいまちづくり~」を将来像に掲げ、これを実現するための基本目標に▽心豊かな人が育つまちづくり▽安全で住みよいまちづくり▽子育てと健康長寿を支えるまちづくり▽地域資源を生かした活気あふれるまちづくり―を設定。分野毎に各種施策に取り組むこととした。
このうち「安全で住みよいまちづくり」に関しては、美しい景観の整備に向けた公園・緑地の整備や河川環境の保全活動のほか、各種生活基盤の整備、高度情報化社会への対応、災害に強いまちづくりを目指した危機管理体制等の整備などに取り組む。
また、「地域資源を生かした活気あふれるまちづくり」では、農林水産業や商工業の振興、農商工連携の推進、観光交流の振興に向けた各種施策に加え、就業機会の確保を目的とした企業立地・雇用促進、既存企業の育成、起業・創業支援などに取り組む。
一方で、自治運営に関する基本目標(共通目標)として「みんなが主役のまちづくりと持続可能な行財政運営」を掲げ、目標達成に向けた町と町民・事業者等の役割分担を示した。町が目指す姿を共有し、協働にあふれるまち「高鍋町」の創造を目指す。